<自己紹介>#藝大•森 真柊(もり ましゅう)
東京芸術大学デザイン科、森真柊です。
家族でフクロウ飼ってます。
HATCHには、卒制の作業スペースが欲しいという動機で参加しました。現状、ウィルスの関係で間に合いそうにありませんが、今はグループで企画・制作するのが楽しく、継続して参加しています。アトリエはただの制作場所というだけではなく、生活の一部となる大事な居場所でもあると思うので、そういった場を作っていけたらと思います。
普段学校では、液晶画面ではないのHMIの可能性を探る作品を作っています。直接プロダクトに結びつく方向性ではありませんが、学生ですし自分のためだけの作品を作ろうということで半ば開き直って制作しています。お仕事では、スタートアップで自社技術を用いたハードウェアUXプロトタイプを製作させていただいております。真面目なポートフォリオはこちら
以上!真面目な自己紹介。これからは趣味の話。
なぜ趣味か?趣味で生き方を決めた人間だから。そして、趣味で人となりがわかると思っているから。私にとってはどの趣味も今の自分を構成する大事な大事な一部で、切っても切り離せないものであるから。あとは、分量的に日常会話で趣味のことどれくらい話せば良いかわからなくて、自己紹介にかこつけて趣味のこと話して同志を集めたいだけです。折り紙、電子工作、ゲーム、作曲の5選です。削って削って5選です。専門用語とかバンバン出てきちゃうんですけど、解説するともっと長くなっちゃうので調べてくれると嬉しいです。調べるとそこも沼の入り口ですので。
1.折り紙
折り紙って趣味になるの?幼稚園児の遊びじゃない?という疑問をお持ちの方。なります。立派な趣味に。そしてズブズブの沼です。「コンプレックス折り紙」、「神谷哲史」と御検索ください。えぇわかります。折り紙なら山口真氏でしょうという声、ロバートラングでしょうという声。いやいやユニット折紙こそ至高!と言う声。今回はわかりやすさを優先しました。
コンプレックス折り紙っていうのは、基本は、正方形の紙1枚を切らずに折って物を作るという折り紙の1ジャンルです。皆さんが折り紙と聞いて連想する「伝承折り紙」のなかで、「つる」の派生になります。ユニット折紙は「くす玉」の派生ですね。小学生の頃、狂ったように本を読んでいた時期に(これも趣味の一つですけど、今回はカット)、「恐竜の折りかた」という本を見つけた私は、そのまま折紙が好きな友人ができたこともあって、コンプレックス折り紙の世界にズブズブと飲まれていき、電車内で紙を折る奇人と化しました。常識で考えたら車内で折り紙折ってる男、怖いですよね。高校生の間は制服で許されている感じありましたが、大学入学後、私服で折っていたら奇異の目で見られまくったので、先日「車内で折るのはやめよう」と決意しました。
創作や、展開図折りはできない軟弱者でしたが、折り図通りにおるだけでもかなり複雑で、どう折れば次の折り図に辿り着けるのかわからない、といったパズルような点がとてもとても楽しい趣味です。
ちなみに川畑文昭さんの作品が好きです。立体感の出し方が美しい。
2.電子工作
部活です。同期と一緒にラジコンカーなどを作っていました。私は基板というスペースに、配線を考えながらパーツをいかにきれいにメンテしやすく省スペースで並べるか、作ったものが面白いか、なんてところを追求していました。例えば、ワイヤー使うとそこが断線するので、なるべく錫メッキ線(電気通す針金)で仕上げたかったり、コネクタも断線の元になるのでなるべく避けたかったり、似た機能のパーツをまとめておかないと動かなかった時のチェックがとてもしづらいのでまとめたり、複雑なパーツ使うと大抵手に負えなくなるので、なるべくシンプルに構成したり。ラジコンカーの操作を、初見の小学生に楽しく体験してもらうには、どの要素は残してどの要素は削らなきゃいけないのか、みたいなことを延々とつめる5年間でした。今は作品作りに吸収されています。
3.ゲーム
実は一番長つづきしている趣味だと思います。
我が家はゲーム禁止の家庭でしたが、取り上げられても取り上げられても私がゲームをやるので、結局ゲーム解禁にさせたという親困らせエピソードがあります。
ちなみに、ゲーム禁止の時代を知らずに育った二人の弟はどちらも一切ゲームに興味がないので、ゲーム禁止は全く意味がない、というのが自論です。
中高ではAoE3というRTS(リアルタイムストラテジーゲーム)に友達と青春を捧げています。国家のキャラクターを色濃く反映した名作戦略ゲームですが、街づくりでうまく自軍を維持する利益を出し続けないと、軍力を維持できずジリ貧になって負ける、という内政要素があり、そこが心打つポイントでした。ぶっちゃけ戦闘とか戦略とか争うこときらいだし。
内政好きはそのままSimCity、OxygenNotIncluded(ONI)へ引き継がれます。
ONIは、小惑星で持続可能なコロニーを作り上げ、人が幸せに暮らしていけるようにしてあげようというゲームです。
これが内政好きにはたまらないUXデザインでして、内政好きを沼にはめるゲームとなっています。メチャ語れるゲームですが、端折ります。語れる機会があればいつか。工学系でデザインに興味ある方、刺さるゲームですよ。
4.作曲
熱狂度合いが他の趣味とは比じゃない趣味でした。
私、太鼓とか叩くのが好きです。そんな人間がゲーム好きならリズムゲームもやります。太鼓の達人みたいなやつです。
皆様ご存知でしょうか、BMSという無料で遊べるリズムゲームがあります。このゲーム、面白いコミュニティによって運営されています。著作権の都合もあって商用楽曲が使用できないため、「作曲して、叩くゲーム内譜面も作り、誰でもプレイできるように公開することができる」「年2回ほどコンテストが開催されて、優秀楽曲、優秀譜面などを投票、評価するお祭りがある」「コンテスト上位曲はゲーム会社の作る商用リズムゲーム(ゲームセンター筐体)へ輸入されたり、作曲者へ仕事のオファーが来る」など、プレイヤー自身がコンテンツを作ることで維持され、消費するだけのプレイヤーへ創作を促し、そしてプロへの登龍門にもなる、という、消費者と創作者が入り乱れる面白カルチャーによって維持されているゲームだったんです。
で、そのまま創作面へと誘われて作曲を始めました。
曲の出来は散々でしたが、パソコンについてかなり知識を付けさせてくれた趣味です。
私の恥ずかしい曲の出来をお金のせいにする気はまっっっったくありませんが、作曲に使う音源含めソフトウェアや機材ってウン万スタートで、バイト禁止、月のお小遣い¥3000の当時の私は夢のまた夢。ですので型落ちの機材やDomino(無料DAW)やTimidity(無料サンプリングソフト)などフリーソフトを駆使することになります。
当時から見ても若干時代遅れのソフトで、OSのオーディオ設定などにも関係し、win98の技術をどうwin7で動かすか、仮装midiでDAWと音源を連結したりとか、VSTiをどう使うかなんてことでPCやOSの勉強をして、無料で質の良いシンセを探し回ったり、和音が降ってきて思わず徹夜したり。できた曲も、動画で公開しなきゃなので動画つくる素材作ってAviUtl勉強して、素材作るときに画像加工の知識も仕入れて、モーショングラフィックス制作でAdobeのことを初めて知ったり、当時はゲームもせず本当に食すら忘れて制作していて、低血糖になってクッキーに命救われていたりします。
面白いですよ、作曲。どうして面白いかはなぜか説明できませんが。
受験になって、趣味にかまけている場合じゃない、ということで3年くらい封印している間に、PC環境がガラッと変わって色々なものが引き継げなくなってしまって、創作欲が現在は作品制作に吸われたりしていまして、今は全く稼働していません。でも作曲科、音楽環境創造科などを志す人生もあったかもしれないと思うくらい好きだった趣味です。仕事でストレスたまったら再開するかも。
5.自転車
最近始めました。友達の影響です。小学生の頃は自転車漕ぐの好きだったんですよ。その頃の童心が呼び覚まされてしまって。
制作によく使うホームセンターがあって、藝大から自転車で15分、電車で徒歩含め30分という距離にあるんですが、自転車あれば電車賃無料になるし早いし自転車欲しい〜なんて思ってたら友達にお古のロードバイクいただきまして、そのままあれよあれよと沼にハマり、今はスポルティフというジャンルの自転車に乗っています。
自転車っていいんですよ。まず漕ぐのが楽しい。あとチェーンとギアが組み合わさって回るものが好き。その気になれば1日50kmくらいは移動できて(電車で1時間半ほどの距離)、運動した気になれるのも良い。そして、自分の自転車にカラーを生むことができるのがまたまた最高です。
一言で自転車といっても多種多様で、他にもロード、MTB、BMX、ピスト、CX、ランドナー、XB、パスハン、オールロードなどなどメチャありますが、スポルティフのどこに惹かれたかみたいな話は長くなっちゃうので別の機会に。
今は、700x38cチューブレスリムブレーキ仕様のリムが欲しいです。アルミ色が良いです。ええ、見つかりません。ガラケーの形したスマホみたいなものですもの。知っている方、連絡ください。何言ってるかわからない方、知らなくても大丈夫。でもこれもかなり熱い話題ではあります。
以上、いろいろ趣味を持つ人間でした。5選なんでまだまだあるんですが、それはまた別の機会に。
HATCHでも皆さんのマニア~な部分をつつけたり、あわよくば孵化させたりできたらいいなと思っています。
もちろんすでにマニアな方もマニアなことお話しください。100%素晴らしさの理解はできないかもしれませんが、それを愛する気持ちはわかります。
ディープな応答はできないかもしれませんが、聞くのは大好きです。
ぜひ沼の底からの声をお聞かせください。
こんな人間ですが、これからよろしくお願いします。
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